明治時代に作られた和更紗から仕立てた名古屋帯です。
かわいげな色合いの格子縞に人気の高い源氏香文が配されている意匠は、現代でも通用するシンプルモダンな雰囲気があります。
かわいげな色合いの格子縞に人気の高い源氏香文が配されている意匠は、現代でも通用するシンプルモダンな雰囲気があります。
前の柄です。 |
文様のアップです。 |
生地のアップです。 |
風楽スタッフからのメッセージ |
花あるいは唐花などの文様の和更紗はよく見られますが、市松格子に源氏香という柄は、かなりめずらしいのではないでしょうか。緑系の黒緑、千歳緑、茶系の砂色、桑茶の 4 色による格子縞は、渋い配色ながらかわいらしくもあります。 こちらの和更紗の帯は明治時代、およそ 120 年前後を経たものと思われる貴重な古布を仕立て替えたもので、経た時代相当の褪色、古シミ、黄変などがいくぶんあります。前の柄の上部にある横長の色うつりのような黄変ががもっとも顕著な部分です。もっとも、こちら以外はおおむね状態は良好で、もともとの色合いのおかげもあって、よほど目を凝らして見ない限り、目につくことはないでしょう。 破れ、キズなどもなく、しっかりしています。 仕立てにあたっては、丹念な洗い張りを施したうえで小穴なども丁寧に修復し、画像の通り、見える部分には良好な部分を配していますので、アンティークにご理解のある方であれば、着用にまったく問題はありません。 名古屋帯の創案者・杉江ぎん氏の系譜にあたり、その技が高く評価されている「帯のアトリエ 花邑」さまに手縫いで仕立てていただいているので、着用感も抜群です。 |
●商品データ
仕様 | 仕立替え:風楽オリジナル 手縫い仕立て(仕立て:帯のアトリエ 花邑) |
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状態 | 年代の割にはおおむね良好(褪色、古シミ、黄変などあり) |
素材(表地) | 綿(明治時代) |
素材(裏地) | 綿(現代) |
巾 | 8 寸 2 分(31cm) |
長さ | 9 尺 5 寸(360cm) |
柄行き | 六通 |
商品番号 | BA03-02-TH0010 |